うつ病40代サラリーマンの休職日記

東京から名古屋に左遷されうつ病になったサラリーマンの闘病記です。適応障害で異動願いを出しています

うつ病改善。でも東京に帰れるかが問題です

こんにちは あぽろ です。

早いもので、うつ病で休職し始めて5ヶ月が経ちました。
 
実は時折、自分はうつ病が治ったのではないか?
と感じる事があります。
 
それは、東京に帰って元の職場でなら今、自分はあんな事が出来るだろう、こんな事が出来るだろうと想像出来る様になったからです。
 
過去を悔いず、未来を憂えず という精神科養生に関する本に書いていたことが実感出来ることが増えたのです。
 
とても大きな前進だと思います。
 
ただひとつ問題もあります。
私は、現段階では名古屋支店の人間であり、まだ東京に戻れるとは決まっていない事です。
 
もし、仮に名古屋支店にまた勤務せよ、と指示されたら…。
そう考えるだけで寒気、吐き気がしてきます。
 
不思議な心持ちなので、今の気持ちを精神科医にそのまま打ち明ける事にしました。
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「最近は、気持ちも安定して頭のもやが晴れたようです。」
 
「東京勤務なら明日からでもプレッシャーを感じず出勤出来そうな気分です。」
 
「朝、普通に起きてそのまま喫茶店に行って新聞読んだりしてます。」
 
私は、診察室で最近の心持ちを説明しました。
主治医は慎重に、でもにこやかに私の表情を観察していました。
少々の間を置いて答えました。
 
「もう、大丈夫だね。」
 
「ところで、名古屋での適応障害うつ病と診断書出しているのに会社からは連絡は無いの?」
 
そうなのです。
 
うつ病の症状が治まっても、本来の原因であった元上司に左遷されてやってきた名古屋から東京に帰ってよいかどうか。
人事部との面談の連絡すら来ないのです。
 
主治医は続けます。
 
「困ったもんだね。東京に戻る事でうつ病の決着が着くのに。」
 
「東京に戻れるとの確認さえとれればいつでも復職許可書を書くよ。」
 
「医者が、こう言ってると人事部に伝えてみて下さい。」
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体調は大きな前進をしていながら、人事部の連絡待ちという微妙な結果になってしまいました。
適応障害うつ病の所見で東京に帰れば完治の可能性が高い という診断書を提出してから1ヶ月以上経っていました。
 
帰宅してから人事部担当者に連絡しました。
もちろん主治医から東京勤務ならすぐにでも復職許可を出せると言われている事も添えてです。
 
人事部担当者の口は重いものでした。
 
「確かに面談した方がいいですね。」
 
「取り合えず来週の火曜日辺りに予定調整してみます。」
 
あまり乗り気で無いのが電話口から伝わって着ます…。
 
体調が戻っても、結局運命を握っているのは人事部なのか…。
 
少しやるせない気持ちになりました。
 
しかし、現段階で私に出来ることはここまでです。
一週間後の人事部面談。
それまで、まだ心を休ませて貰えない様子です。
 
環境さえ整えば、人生の再スタートがきれるのに…。
忸怩たる思いを抱えながら1週間待つこととなりました。
 
せめて引越しの準備だけでも進めたいものです。
 
世の中の普通と言われる会社なら、もう少し臨機応変に対応してくれるものなのだろうと切ない気持ちになってしましました。

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