うつ病40代サラリーマンの休職日記

東京から名古屋に左遷されうつ病になったサラリーマンの闘病記です。適応障害で異動願いを出しています

うつ病 労災申請 労働基準監督署に通報しました

こんにちは あぽろ です。

傷病手当金の申請を考えてから、ずっと疑問に思っていた事があります。

 

私がうつ病になったのは、私傷病 なのか?

 

という事です。

私が最初に精神科に通い始めたのは、パニック発作が出るようになった事でした。

これは、たまたま結核で5ヶ月間隔離入院していた事が原因だと思っています。

約15年前の話です。

 

これは、もちろん私傷病で偶発的なものです。

この事は、毎年人事部からの自己キャリアプランのアンケートというものでも

申告し、出来れば余り大きなストレスのかかる人事発令は考慮してもらたいと

伝えていました。

 

今回、3月の左遷内示と上司にポジションを奪われた事、引継をしてくれない

いう嫌がらせを受けた事。

そして、全く未経験の業務で名古屋に転勤した後に受けたストレスで主治医から

休職を命じられた事。

 

どれもが、会社からの命令に忠実に従っていて受けた結果です。

業務を遂行して発生した病気。労働災害ではないのか?

 

ずっとこう思っていました。

翻って傷病手当金の申請とは、業務とは関係なく私傷病で仕事が出来なくなった

人に向けての保障です。

会社でうつ病になって休職されている方は、傷病手当金を申請し、退職となって

しまった場合は障害年金や失業手当を請求するという流れが一般的な様子です。

 

会社内で起こった出来事からうつ病になっても私傷病扱いとなる事。

自分で勝手な病気に掛かって仕事が出来なくなっていると扱われ続けるのは

何故なのでしょうか?

 

もやもやした気分を晴らす為、労働基準監督署に電話相談してみました。

本社のある東京の所轄労働基準監督署です。

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勤務先の会社名と私の名前も伝え今後受け持つ担当者を紹介されました。

電話口で担当者が丁寧に説明してくれました。

 

「労災申請はあくまで労働者個人の意思で、会社とは関係ない。」

 

というのが、労災の基本主旨で会社はこれを拒む事は出来ないとの事です。

少し目から鱗が落ちる思いです。

ただし、こうも言われました。

 

精神疾患で労災申請された案件で認められる比率は約2割程度しかない。」

 

うつ病になった原因を会社の業務と証明する事が難しいそうです。

労災申請自体には、大きな費用も掛からない事も解りました。

 

・精神科での診察代、薬代1回分を全額自費で支払う

・1回分の精神科費用を労災申請する

・申請が受理され審査の上、労災認定を受ける

・労災認定された事案については過去に遡り診療費、休業補償を受けられる

・休業補償は給与の80%

・休業補償は、復帰出来るまで継続される

 (傷病手当金の様に1年6ヶ月との期限はない)

・発病してから過去半年分の労働実態を職場へ査察に入る

 

とても手厚い保障と感じますが、やはりうつ病と会社の業務の因果関係を立証

するには大変な手間がかかり通常は6ヶ月は掛かるそうです。

ただ、因果関係を立証しやすい条件もあるそうです。

 

・タイムカードで長時間労働している事が証明出来る時

 

この場合は4ヶ月程度で審査が通る事もあるそうです。

(私はこれに該当しません。残念です。)

 

所轄労働基準監督署での最近の精神疾患労災申請の規模も聞けました。

年間200件以上の申請があるそうです。

審査が通る率は、残念ながら2割程度との事でした。

 

ネットで労災申請書の用紙の出力方法を確認し一旦電話を終えました。

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私自身の過去半年の労働実態と会社との折衝内容を振り返りました。

 

・上司に何故左遷されるか理解出来ないと訴えた面談の音声記録

・引継ぎ会議と招集されながら何も引継いで貰えなかった会議の音声記録

・人事部に異議申し立てした数々のメール記録

・ここで綴っているような時系列をまとめた文章

 

どれもが、因果関係立証の補足資料とはなりそうですが、決めてに欠ける

気がしてきました。

 

うつ病での労災申請を多くの方が諦める理由が解った気がしました。

 

本心では、すぐにでも労災申請したいところですが、会社に労働実態の査察が

入る事を考えると復職時の事を考えると躊躇します。

しばらく、傷病手当金申請を続けながら悩む日々が続きそうです。

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