うつ病40代サラリーマンの休職日記

東京から名古屋に左遷されうつ病になったサラリーマンの闘病記です。適応障害で異動願いを出しています

傷病手当金 うつ病は私傷病ですか?

こんにちは あぽろ です。

11月30日を過ぎれば傷病手当金を申請出来る事で色々調べました。

色々と思うところが有りましたので、私見としてまとめたいと思います。

 

傷病手当金とは?】

・業務以外の私的な怪我、病気で健康保険から支給される制度

・4日間を超えて休業した場合支給される

・給与の3分の2相当が支給される

・同一傷病で1年6ヶ月支給される

 

ざっくり言えばこのような制度です。

 

私の事例では11月中旬まで有給休暇の消化で11月30日を超えなければ

申請すら出来ません。

健康保険の制度ですから これは理解できます。

 

では、私的な病気(私傷病)この条件はどうなのでしょうか?

私が、うつ病に陥った原因を考えます。

 

・上司、人事部の計画した左遷人事で名古屋に転勤

・転勤にあたり引継ぎ行為をしてもらえなかった

・転勤先の名古屋では、全く経験の無い業務を命じられた

・名古屋支店内で1回目の復職時に仕事がとろいと罵倒される

 

以上の様な理由で、うつ病となり2回目の休職に陥りました。

果たしてこれは、私的な理由の病気なのでしょうか?

 

「会社の命令通りに仕事をして病気になった。」

 

こうとしか言いようががありません。

しかし、有給休暇の消化期間が終われば単純に欠勤扱いにされました。

 

会社の命令通りに仕事をした結果病気になった社員は、私的な病気扱いとする

これでは、日本語として矛盾しています。

 

会社の命令とおりに仕事をした結果病気になった社員は、公傷扱いとする

これが、本来の内容だと思います。

 

実は、名古屋に転勤して早々通勤中に人と接触しそうになり転倒、足首靭帯断裂の

怪我をしました。人事部に電話1本で労災扱いになりました。

私の家族も以前職場で怪我をした際、すぐ労災扱いになりました。

 

何故か、精神疾患については一切この様な対応はありません。

巷でも、長時間勤務が原因で自殺した方の労災が認められるには裁判までしなければ

認められない状況です。

何かがおかしいと日々考え始めました。

傷病手当金の制度自体は支給に時間が掛かりすぎる事を除き良いものと思います。

日本が誇る健康保険制度です。

 

では、職場内で全て原因が揃った精神疾患になぜ労災が適用されないのでしょうか?

実務的には、労災では治療に掛かった費用が税金で保証されるだけで生活費への

保証がないので給与の3分の2が支給される方がよいだろう。

との配慮も見えます。

私も、人事部担当者との面談でその様に感じますのである程度は理解できます。

 

ただ、精神疾患に追い込まれた当事者としてはどうにも納得できないのも事実です。

会社内での人事異動、職場の環境、仕事内容等で精神を患い出勤出来なくなった

社員には一切給与は払わない、ただし社会保険、税金については会社に払い続けろ。

と突き放されている様にしか感じないのです。

 

もちろん傷病手当金が支給される迄の空白の約3ヶ月は、無収入の人間に

これを強いる訳です。


ここに、圧倒的に人事権で強者である会社が、移動の自由もままならない社員に

過大な自己責任を強要していると感じる次第です。

 

働かざるもの食うべからず。の前に社内で精神的傷害を受けた社員には復職までの

精神的、金銭的配慮を行い再度休職に陥らない努力をしてもらいたい。

 

以上、私見ではありますが当事者の正直な思いです。

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